MとSは性衝動に由来する嗜好

「服従と支配」のSMの世界は、被虐性(M性)と加虐性(S性)という嗜好に加え、ご主人様(支配者)と愛奴(奴隷)という関係性も重要な要素となります。この関係はノーマルな恋愛関係や婚姻関係よりもピュア(純粋)で強固な絆であると考えられ、この世界の信奉者の目指すところであり憧れでもあるようです。
その世界では奴隷は支配者の所有物であり、支配者の意のままの存在で有り、支配者の要求には必ず応えられる存在で無ければならないのです。そのような奴隷となるように訓練することを「調教」と称するようです。
また支配者は奴隷が躊躇するようなことを敢えて命令し、出来なければ罰を与えると称して加虐行為を行い、奴隷はそれが出来るようになるまで、ご主人様の為に賢明に努力をするのです。もちろんこの目標は次第にハードルを上げていくので「調教」に終わりはないのです。
その結果、奴隷は次第にご主人様の好みの色に染まっていき、より強固な絆で結ばれてゆく事になるのです。
この一見美しい関係に見える「服従と支配」のSMの世界は確かに存在はしますが、それを構築するには簡単なことではないようです。

この「服従と支配」のSMの世界の問題点は、この世界を悪い意味で利用する者がいることです。この世界の都合の良いところだけを真似て行為だけを取り入れようとする輩が存在するというところです。
また女性に多く見受けられるようですが、関係依存症を病む女性がMを自任し、強固な関係を求め自分の身をただ行為だけを求める自称Sに差し出してしまうことも見受けられます。

被虐性(M性)と加虐性(S性)は元来性衝動に由来する嗜好ですが、性衝動に由来するが故に認めづらい側面があります。この性衝動ということを隠すのに都合がいいのが美しい関係である「服従と支配」のSMの世界なのではないかと思うのです。
「セックスをしたいと」は言いにくいので「調教したい」と言い換えている節があります。「調教」と言う方が高尚で美しくマニア的だからではないでしょうか。「飼育したい」「愛奴?にしたい」も同じ事です。

「服従と支配」のSMの世界がいい加減な世界だというつもりはまったくありません。そのような美しい世界も存在しています。問題はそれを利用しようとする偽物、似非者がいることです。
また性衝動による嗜好ということを言い繕うために、隠すために「服従と支配」のSMの世界の住人なりすまし、その挙げ句ミスマッチの関係を築いてしまう事もあるようです。

翻って、屈服・陵辱(無理矢理)妄想タイプのSMは性衝動由来の嗜好だと言うことを認めることが多いように思います。従って服従と支配のような強固で絶対的な関係は求めないように思います。どちらかというと対等な恋人のような関係であると思います。
ですからプレイ以外の普段ではSM的な言動はしないで、限られた時間、限られた空間の中だけで被虐性(M性)と加虐性(S性)を発露し、お互いが嗜好の調整をし、相手の嫌がることはしないように思います。
「服従と支配」のSMでは支配者(ご主人様)の意向に沿って行うのに対し、妄想タイプのSMは二人の話し合いで行われるように思います。

「調教」に違和感を覚えるM女性がいるのが分かるような気がします。
性衝動による嗜好であるから性衝動によって初めて嗜好が発露されるということも分かるような気がします。

鬼縄 Written by:

■普通の趣味: 酒を飲むこと。音楽を聴くこと(クラシック)。映画を観ること。インターネット。 ■性癖: 縄で女を縛ること。女を羞恥に悶えさせること。筆で女を擽ること。バイブ(張形)で女をいかせること。焦らし責め、快楽責めが好きです。 ■嗜好:S(精神的SM愛好者) 女性の悶える表情、苦しむ顔が大好きです。 脚フェチです。脚の綺麗な女性、スタイルの良い女性、ハイヒールが似合う女性に惹かれます。 責めは理不尽です。なぜなら理不尽が被虐を育てるからです。

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