団鬼六の小説

団鬼六の名が、いわゆるSMマニアのサブカルチャー的分野から、メジャーデビューして「市民権」を得たのは、1990年代の中頃であろう。
団鬼六SM小説愛読者にとって、団鬼六は常にナンバーワン、ベストワンであり、大作家で親分で、「巨匠」だった。
でも、かつてはSMに興味を持ち、団鬼六作品を読みたくても、入手困難だった。私の若い頃はそうだった。だって、ふつうの書店では、売っていなかったからである。
そしていろいろ探し回って、本屋の隅の方にSM何とかという雑誌が、ホモのための『薔薇族』などとともに、ささやかな「変態コーナー」を構成してあるのを見つけると心が躍ったものである。
中学生の時はそういう雑誌を買うのが大変だった。内容を多分知らないだろうバァさんが店番をしている時に、SF雑誌と一緒に買ったものだ。

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